第1回 作る前に使ってみよう

先ずは、自分でスクリプトを作る前に、既存のスクリプトを使って東方弾幕風で遊んでみましょう。

インストール

インストール方法は簡単です。先ず、東方弾幕風制作者のサイトと〜ほ〜GC に行きます。そして、東方弾幕風のページに行き、最新の東方弾幕風をダウンロードします。ZIP 形式で圧縮されているので、あとはこれを好きな場所で解凍すればインストール完了です。th_dnh.exe を実行すれば東方弾幕風が起動します。実行ファイルの拡張子を表示しない設定なら th_dnh ですが、実行ファイルではないかのように偽装したウィルスをうっかり起動してしまう危険性があるため、常に拡張子を表示する設定にする事を強く薦めます

ZIP の解凍は色んなソフトでできます。Vector で「ユーティリティ」→「アーカイブユーティリティ」に行き、ZIP を解凍できるソフトをダウンロードすると良いでしょう。具体的な解凍の方法は、各ソフト付属のヘルプを参照して下さい。

諸設定

ゲームパッドを持っていれば、実際に東方弾幕風で遊ぶ前にボタン設定を行っておくのが良いでしょう。また、ウィンドウモードにするか、フルスクリーンモードにするかなど、その他の事前設定もやっておくといいでしょう。これらの設定には、専用のプログラム config.exe を使います。

config.exe を実行すると、以下のようなダイアログが表示されます。

図 1. 設定ダイアログ
図 1. 設定ダイアログ

ダイアログの上半分では実行環境のスペックを表示しています。下半分が設定を行う部分で、Device (デバイス)と Pad (パッド)と書いてある部分を選択すると、それぞれの設定メニューに切り替わります。OK ボタンを押せば設定を変更し、保存します。キャンセルを押せば、設定を保存せずに終了します。ゲーム起動を押せば、設定を変更、保存した後に、東方弾幕風を起動します。

では、先ずはデバイス設定の方を見ていきましょう。

通常は、デバイス設定は左半分しか使いません。どれも東方シリーズにもある選択肢で、見慣れた設定かと思います。動作が遅い場合は、フルスクリーンの場合はさらに画面モードを「16bit」にしてみて下さい。それでも遅い場合は、描画間隔を「毎回」以外にしてみて下さい。

動作が不安定な場合は、右半分にあるデバイスの設定の部分を色々変更してみて下さい。環境によって不安定化の原因が違うこともあるので、どれをどう変えるとうまくいくかはそれぞれの環境で試行錯誤してみるしかないと思います。また、どうしても動作が重いときにも、色々チェックしてみると軽くなるかもしれません。

次はパッドの設定です。

図 2. パッドの設定
図 2. パッドの設定

設定したい動作を選択し、対応させたいボタンを押せば、ボタン設定が行われます。違う動作に同じボタンを設定することもできるので、例えばショットと決定に同じボタンを対応させることもできます。

遊んでみる

東方弾幕風の本体は th_dnh.exe です。起動すると、次の様なメニューが出ます。

各項目の意味は次の通りです。

Exit 以外の項目を選ぶと、次に使用キャラを選択し、その後にスクリプト選択画面に移動します。

All, Single, Plural, Stage

スクリプト一覧が表示されます。上下左右で目的のスクリプトを選び、決定ボタン(Z キー)で選択します。そして、もう一度決定ボタンを押せばそのスクリプトを実行し、遊ぶ事が出来ます。ノーコンティニューでクリアできればリプレイを保存できます。リプレイは、各スクリプトを選択した際に下に表示され、各リプレイを選択する事で再生する事が出来ます。

Directory

script フォルダ内のディレクトリ構造が表示されます。ディレクトリ(フォルダ)を選択すると、その中に入ります。スクリプトファイルを選択すると、Single 等と同様にして遊んだりリプレイを再生したりする事が出来ます。

Random

全てのスクリプトの中から適当に1つ選んで再生します。リプレイを保存することはできますが、見る事は出来ません。

アップデート

東方弾幕風をアップデートするには、先ず th_dnh.zip をどこか別の場所で解凍します。そして、その中にあるものを全部、前のバージョンの th_dnh フォルダの中へ上書き移動します。移動は、先ず目的のフォルダとファイルを Ctrl キーを押しながら全て選択します。次に、それをドラッグし、Shift キーを押しながらドロップします。あとは上書き確認のダイアログが表示されるので、「全て上書き」を選択します。

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